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2020.04.02

HOYA から新しい遠近両用レンズ「紬」が新発売

HOYA から新しい設計の遠近両用レンズができましたよ。
普段、あまりご紹介していなかったレンズですが、久しぶりにしっかりとご紹介してみます。

HOYA LUX 紬(つむぎ)です。

HOYA

 

今回発売される HOYA LUX 紬 は一部のハイエンドのレンズにしかなかった最新テクノロジーである「インディビジュアル設計」を少しお求めやすい価格でご提供できるよう開発された遠近両用レンズです。

 

HOYA

 

では、そもそもインディビジュアルとは何?という方も多いと思います。

インディビジュアルレンズとは、歪みが少なく見えやすいという既存の設計に加えて、お客様が選んだフレームのクセ(横から見た時の角度、上から見たときの角度、目とレンズの距離)などを機械で測定し、選んだフレームに合わせてレンズ度数を補正し、レンズメーカーが考える理想値に限りなく近づけるオーダーメイドのレンズをインディビジュアルレンズとよんでおります。

 

HOYA

 

 

最近は凝ったデザインのフレームが増えてデザインのバリエーションが多くなった反面、眼鏡店が自由自在に調整できるフレームは以前に比べて少なくなっております。メガネは医療機器の側面もありますので、かっこいいメガネを掛けたからといって見え方が疎かでいいわけがありません。

 

そこで、インディビジュアルレンズは、基本的な掛け具合をお客様のお顔に合わせるだけで、理想のレンズ角度になるようにレンズの度数を補正しベストな見え方をご提供する新しい設計方法です。

レンズ設計は以下の通りで、同じ設計で「手元の見え方重視の遠近両用レンズ」や「室内用レンズである中近両用レンズ」でお作りいただくこともできます。

 

この辺は、お客様との会話の中でベストのものを一緒に探していきます。

 

 

HOYA

 

 

 

いろいろ、インディビジュアルレンズの良いところをご紹介してきましたが、今まではどうしていたのでしょうか?

その答えは、メガネフレームをお客様のお顔に合わせてフィッティングすることで、できるだけメーカーが考える理想値に近づけていたのです。(もちろんデザインによっては難しいということもあったわけで、、、)

 

メガネ業界では、レンズそのものの設計を改善することで見え方の改善をしてきましたが、ここ数年はお客様の選んだフレームや顔の形にレンズの設計を合わせていくという方向に舵を切っているといって過言ではないと思います。

 

このレンズが発売されることにより、当店でご紹介する遠近両用レンズのラインナップのほぼ半分はインディビジュアルレンズとなります。

 

いわゆる安売り店では買うことのできないお客様にあわせたオーダーメイドのレンズとなります。

 

お客様によっては寝るとき以外はメガネを外すことはないという方もたくさんいらっしゃいます。

 

そんな方はぜひ自分にあった「気持ちの良い見え方」をお試しくださいませ。

 

この記事を書いた人

大坂 亮志

一級眼鏡作製技能士 生まれも育ちも川崎市中原区。国内メーカー・外資系IT企業などを経てメガネ業界に。メガネ業以外にも地域コミュニティを仲間と立ち上げて活動したり、商店街活動に協力したりと、武蔵小杉をフィールドに楽しみながら地域貢献してます。

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