福井県鯖江市の数あるメガネフレーム工場の中でもプラスチックフレームの加工を得意としている谷口眼鏡のオリジナルフレームです。

プラスチックフレームの職人が作ったフレームですので、とても丈夫にかつ掛け心地も考えた作りとなっております。

フレームデザインはとても使いやすいクセのないスクエアフレームですので、品質の高いフレームを掛けたいけれども、華美な装飾はいらないよというお客様にピッタリではないかと思います。

掛け心地をよくする工夫は見えにくいところに隠れております。

テンプル部分にはプラスチックを支えるチタンの棒が入っているのですが、真ん中部分が実は少し盛り上がっております。これはテンプルの前部分と後部分で使う部材の種類をわざと変えております。曲がって欲しいところは曲げて、曲がって欲しくないところは曲がらないようにするためです。

こうすることにより、適度なしなりを実現しながらもしっかり掛けているという感覚で使っていただけます。

また、5枚丁番を使用することにより、万が一のアクシデントでもテンプルが根本から曲がらないように堅牢に作られております。

こういったお客様から見てわかりづらいところは、真っ先にコスト削減できるところですが、そこをしっかり作ってくるところがプロのメガネフレーム職人の矜持ではないかと思います。

Turning T-1100  39600円（税込）

この記事を書いた人

大坂 亮志

一級眼鏡作製技能士　生まれも育ちも川崎市中原区。国内メーカー・外資系IT企業などを経てメガネ業界に。メガネ業以外にも地域コミュニティを仲間と立ち上げて活動したり、商店街活動に協力したりと、武蔵小杉をフィールドに楽しみながら地域貢献してます。