1.74/1.76素材のレンズの販売状況

いつもメガネのオーサカをご利用いただき、ありがとうございます。

現在、屈折率1.74・1.76の超薄型レンズについて、供給が不安定な状況が続いております。すでにお使いの方、これからご検討の方に向けて、状況と当店の考え方をお伝えします。

何が起きているのか

レンズの原材料(基材)を製造するメーカーでトラブルが発生しており、その影響が国内のレンズメーカー各社に及んでいます。特定のメーカーだけの問題ではなく、業界全体の状況です。

そのため各社とも、現在は取り扱う品目を絞って対応しています。すべての設計・すべてのコーティングの組み合わせがご注文いただける状態ではありません。

当店の対応状況(2026年8月現在)

レンズの種類状況
単焦点レンズ通常のレンズラインナップと異なるメーカーですが、日本のレンズメーカーの商品をご購入頂けます
遠近両用レンズ一部の設計のレンズのみご購入頂けます

遠近両用については、どの製品がご用意できるかが度数やご希望の設計によって変わります。また供給状況は随時変動しますので、詳しくは店頭でご確認ください。

1.74 (1.76) をお使いの方に、知っておいていただきたい3つのこと

「一番薄いレンズが手に入らないなら、厚いメガネになってしまうのか」とご心配されるかもしれません。しかし実際には、多くの場合、仕上がりの満足度を落とさずにご用意できます。理由を3つご説明します。

1. 1.67でも、1.74 (1.76) と同等の薄さに仕上がるレンズがあります

屈折率は「同じ度数なら、数字が大きいほど薄く作れる」という素材の性質を表したものです。しかしレンズの厚みを決めるのは素材だけではなく、レンズ表裏のカーブをどう設計するかが大きく影響します。

設計を工夫することで、1.67の素材でありながら1.76に匹敵する薄さを実現している製品が存在します。素材の数字だけを追いかける必要はありません。

2. 「度数が強い」=1.74が必要、とは限りません

これまで一番薄い素材を勧められてきたために、ご自身の度数を実際以上に強いものだと認識されている方は少なくありません。実際に測定してみると、1.74までは必要のない範囲であることがしばしばあります。

さらに、レンズの厚みはフレームの形やサイズによっても大きく変わります。小ぶりで丸みのあるフレームを選ぶだけで、レンズの差が出ることも珍しくありません。

3. 薄いレンズが、軽いレンズとは限りません

意外に思われるかもしれませんが、これは重要なポイントです。1.74の素材は比重(同じ体積あたりの重さ)が大きいため、薄くはなっても軽くはならない場合があります。

薄さと軽さは、まったく別のものです。「かけたときに軽くしたい」というご希望で1.74をお選びいただいていた方は、むしろ比重の小さい別の素材のほうが、ご希望に近い仕上がりになることがあります。

フレームの重さやサイズ、レンズの直径など、かけ心地を左右する要素は他にもあります。総合的に見てご提案するのが、私たちの仕事だと考えています。

まずはご相談ください

ここまでお読みいただいてお分かりのとおり、最適な答えはお一人おひとりの度数とフレーム、そして「何を優先されるか」によって変わります。薄さを最優先されるのか、軽さなのか、見え方なのか。

実際の仕上がりを確認いただきながらご提案しますので、どうぞお気軽にお声がけください。ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。