資訊
2019.03.03
MIDO展 番外編 パリ・Lafont本店へ
イタリア・ミラノで行われたMIDO展のレポートもいよいよ番外編です。
展示会後、ミラノから直接帰国をせず、フランス・パリに立ち寄りLafontの本店にお邪魔してきました。朝8時のパリ市内、うっすら見える高い建物がエッフェル塔です。
パリ市内は幸運にも快晴で、街中を散策するには最高の天気でした。
こちらがパリの有名デパートギャラリー・ラファイエット。名物であるドーム型の天井がとてもきれいでしたよ。
こちらがパリ・マドレーヌ地区にあるLafont本店です。Lafont社はメガネフレームメーカーとしての一面もありますが、今でも現役の眼鏡屋さんとしてパリ地区で4店舗営業しております。
店内は紫と黄緑がとてもきれいな内装でセンスの良さを感じさせてくれます。クラシックな感じがするのですが、落ち着いていておしゃれ。真似をしてみたいところですが、こういうのはお店もさることながら街が長年培ってきた雰囲気や歴史も含めての風格だとおもうので、格好だけ真似てもなかなかうまくいきません。
また、ファッサードに飾られたディスプレーがとてもかっこよくて参考になります。こんなおしゃれで味わい深いお店を作っていきたいものです。店の真ん中に中2階があるのは、すこしづつ奥へとお店を広げていった名残だそうです。
事前に日本の代理店の方が連絡をしておいてくれたおかげで、お店のスタッフの方達にはとても良くしてもらいました。お店の紹介はもちろんのこと、裏にある工房やレンズの加工場など関係者しか入れない場所も気さくにみせてもらえました。
こちらではオーダーメイドのメガネも受け付けているそうで、お顔に合わせてサイズ変更したり、すでに廃盤になっているフレームを1から1つだけ作ったり、新製品のプロトタイプを作ったりをこちらの工房でやっているそうです。
日本でもプロトタイプを作るメガネフレーム職人さんの工房を見学したことがありますが、空間の広さや佇まいがそっくりでした。こういうのは万国共通なのかもしれませんね。
ちょうど見せてくれたのは、以前使っていたプラスチックフレームがとても気に入っていたが、廃盤になり手に入らないので、全く同じものをオーダーメイドで作って欲しいという依頼だったそうです。
Lafontは、超巨大資本のメガネ製造メーカーとは対照的な家族経営の独立系メガネフレームデザイナーブランドです。お国柄でいろいろ違うところはもちろんありますが、眼鏡店ありきの眼鏡デザインなので、同じ眼鏡屋(オプティシャン)として共感できるところがたくさんありました。
またゆっくりパリのお店を訪問させてもらいたいです。
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