メガネのオーサカ

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2019.03.17

花粉の時期のメガネの大切な話

毎日、目薬とマスクが離せない季節がやってまいりました。
花粉症、毎日つらいですよね。

本日は花粉が飛散している春に使える情報をピックアップしてお送りします。

まず、コンタクトレンズとメガネを併用されている方は、この時期だけはメガネを使用したほうがいいですよ。環境省のデータではメガネを掛けただけで目に入る花粉の量を40%も減らしてくれるそうですよ。度付きレンズが必要な関係で、花粉症用ゴーグルができないかたでもメガネを掛けるだけである程度有効であるというのは心強いですね。

https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual/3_chpt3-1.pdf

マスクと一緒にメガネを掛けると問題になるのがレンズのくもりです。ネット上にもいろいろなくもらない情報が氾濫しておりますが、メガネ屋がおすすめするのは「くもりどめ」です。

anti-fog

「こんな小さいもので効果があるの?」とよく聞かれるのですが、実はくもりどめは「正しい使い方」というのがあります。正しい使い方をしないとどんなに強力なくもりどめでも効果が少なくなるのは当然ですよね。

では、正しい使い方をお伝えします。ジェルタイプ・スプレータイプなどいろいろありますが、ほとんど同じやり方です。

1.くもりどめを直接レンズの表面につける(少しでよい)

2.レンズの表面と裏面をまんべんなく指でこする

3.くもりどめの液体がなくなるくらいまでこすり続ける

4.液体がなくなり、指紋だけがつくようになったら、メガネ拭きで指紋をふいて完成

5.蛍光灯の光にあてると表面のレンズの反射色がおそらく変わるはず(一層くもりどめの被膜が完成)

ここでのポイントは3番面の「こすり続ける」ことです。これを怠り被膜を付ける前にメガネ拭きで拭いてしまうのが失敗の元となりますのでお気をつけください

もう少し根本的に花粉をレンズに付きづらくしたい方はこちらのレンズコーティング!!
HOYA Venus Guard
HOYAの最上級コーティングVenus Guardコートをつけていただくと帯電防止機能がついてますので、花粉やホコリをよせつけないレンズとなります。

実は「くもりにくい」レンズコーティングというのもあるのですが、コーティング自体の耐久性が他のコーティングに比べて弱い傾向が見受けられるので、当店では積極的には販売しておりません。日本の気候ですとレンズが曇るのは季節的なものなので、くもりに関しては時々にくもりどめ等で対応してもらうのが良いと考えております。

つらい季節ではありますが工夫をして乗り切りましょう!!

この記事を書いた人

大坂 亮志

一級眼鏡作製技能士 生まれも育ちも川崎市中原区。国内メーカー・外資系IT企業などを経てメガネ業界に。メガネ業以外にも地域コミュニティを仲間と立ち上げて活動したり、商店街活動に協力したりと、武蔵小杉をフィールドに楽しみながら地域貢献してます。

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