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2023.02.05

プロが考える老眼鏡

老眼鏡というのは、手元が見づらくなってきた方にとっては必需品となるものではないでしょうか。

でも、老眼鏡と一口に言っても、100円ショップでも手に入るし、当店ですと数万円はかかります。

 

 

では、100円のものと数万円出して作る老眼鏡、価格差ざっと100倍以上!一体何が違うのでしょうか。

解説していきたいと思います。

 

1 左右で同じ度数の方は滅多にいない

大前提として、左右の目が同じ度数(視力ではないです)の方は滅多にいません。

右目は右目、左目は左目で違う度数の目に対して、各々にあった度数を入れなければいけないのは当然のことです。

 

仮に左右で違う度数の方に、左右同度数の老眼鏡をかけたらどうなるか?

右目で見る焦点距離と左目で見る焦点距離がずれることになり、とても疲れやすい老眼鏡となります。

 

2 レンズの中心を黒目の中心に合わせる

顔の大きさや、鼻を中心とした目の距離はみなさまバラバラです。

黒目の中心にレンズが合うようにしないと、レンズの度数が持っている力で無理に眼筋が引っ張られて、目を外に向けたり内に向けたりする力がかかります。これは眼筋を制御している脳にとって、とてもストレスとなります。これを「プリズム効果」と言います。

黒目の中心にレンズの中心があっていないと疲れるよとだけ覚えてもらえれば良いです。

 

3 自分が欲しい距離に焦点距離を合わせられる

裁縫をやる方、パソコンをずっと見てる方、読書が好きな方、実は手元を見ると言っても欲しい距離はバラバラであることが多いです。

人によっては25cm がベストの方もいれば、40cmがベストの方も。

老眼鏡は25cmに焦点を合わせたら、40cmを見た時に少しボケるものです。その逆もしかりです。

プロが作る老眼鏡は、この距離でしっかり焦点が合うように作ってと言われたら、お作りできます。

 

ここまで読んで頂いた方はお分かりになりましたでしょうか。

100円ショップの老眼鏡は、上記3つをほとんどの方は1つもクリアできません。
(たまたまあっていたという稀有な方もいるかも)

出先でメガネを忘れてしまったなど、緊急時の使用であれば否定しませんが、長時間集中して作業をするには、とても疲れてしまう道具であることは否めません。

 

プロが作る老眼鏡は上記3つをしっかり考えた上で、ご使用になる方のストレスを最小限に抑えられるように作られるパーソナルな老眼鏡です。違いを少しでもご理解頂けたら幸いです。

 

今回は老眼鏡にスポットを当てて紹介しましたが、ただの老眼鏡以外にも不便を解消する様々なレンズがありますので、ご興味ある方はぜひスタッフまで見え方のお悩みをお伝えください。

この記事を書いた人

大坂 亮志

一級眼鏡作製技能士 生まれも育ちも川崎市中原区。国内メーカー・外資系IT企業などを経てメガネ業界に。メガネ業以外にも地域コミュニティを仲間と立ち上げて活動したり、商店街活動に協力したりと、武蔵小杉をフィールドに楽しみながら地域貢献してます。

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